トライの教師募集

INTERVIEW
先輩教師インタビュー

赤石 まりこMariko Akaishi

主婦教師 早稲田大学卒業

「トライ式高等学院で学ぶことで、『心の成長』もできた」という保護者からの手紙にやりがいを感じました。

トライ式高等学院で働こうと思ったきっかけはなんですか?

大学4年次に母が病気になり、1年留年して看病に専念しました。その後、結婚・出産を経て専業主婦をしていたのですが、子どもが小学6年生、4年生になったころ、学生時代の友だちがそれぞれ仕事や家庭にがんばっているのを見て、私も何か仕事をしたいと思いました。就職経験はなかったものの、アルバイトで塾の講師をしていたことがあったので、それなら自分にもできるのではないかと思ったのですが、塾の講師は勤務時間が夜であることが多く、子どもが学校に行っている昼間に働きたいと思っていた私にはむずかしいものがありました。そんなとき、トライ式高等学院のことを知ったのです。トライ式高等学院は、不登校専門の学校なので授業は昼間行われます。私には最適な仕事形態だと思いました。
 現在は、朝9時半から、だいたい1日3~4コマのスケジュールを入れ、17時か18時くらいまで学院にいるようなタイムスケジュールで働いています。

応募後にトライからどんなサポートがありましたか?

実際に授業を受け持つ前に、「今度、こういう生徒さんを受け持ってもらいます」という詳しい情報がもらえます。スタッフさんが事前にヒアリングしたもので、高等学院に来た経緯や、生徒を取りまく環境、苦手な科目やNGワードなど、かなり細かく書かれています。高等学院に来られる生徒さんは学校へ行っていないので成績の客観的な指標がなく、学力の程度がわからないのですが、本人の自己申告と親からの評価なども含めて包み隠さず教えてもらえたので不安はありませんでした。
 また、「何かあったら相談にのりますよ」とスタッフさんにいつも気にかけていただけたのも、安心して授業に臨めた要因です。

トライで仕事をするなかで、うれしかったこと、やりがいを感じたことはなんですか?

受け持っている生徒が合格したときや、卒業後にキャンパスに会いに来てくれるのは、やはりうれしいですね。ある卒業生からは、大学の経済学の授業がわからないので教えてほしいと言われて教えています。自分自身も勉強しなくてはならないので大変ですが、卒業してからも信頼してくれていることに喜びを感じました。
 また、保護者の方からお手紙をいただいたことも印象に残っています。「娘はこの学校で心の成長ができました」と書いてありました。彼女は学力的にもすごくがんばって目標の学校に合格したのですが、高等学院で学ぶことで「心の成長」もできたっていうのがよかったなと思います。そういうときにやりがいを感じますね。

働き始めて家族や周囲の反応、自分の気持ちに変化がありましたか?

現在、子どもは高校1年生と中学2年生です。実は子どもも私の勤務する校舎の個別教室に通っています。どうやら働いている私の姿を見るのがうれしいようで、互いにいい影響を与え合っているなと思います。
 自分の気持ちの変化としては、なんといっても自信が持てるようになったこと。一緒に仕事をしている先生は男性が多いので、いろいろな場面で男性と女性の視点の違いを感じる機会があります。たとえば、保護者の方の話を聞いているときの反応などを見ていると「女性の考え方、母親の気持ちがわかってないな」と思うことがしばしばあるのです。そんなときには、自らの主婦・母親の経験が生きているなと思って自信がわきますね。私も今までの人生を無駄に過ごしてきたわけではないと思えて、誇りが持てます。

仕事と主婦業との両立で心掛けていることはなんですか?

仕事を始めたことで一緒に過ごせる時間が少なくなった分、家族や子どもと向き合う時間を意識的にとるようにしています。年末は、やらなければならないことも多かったのですが、思いきって家族でスキー旅行に出かけました。また、1か月に1回は家族そろっておいしいものを食べに行く機会も設けています。「お母さんが働いているからこういうことができるんだよ」と話すと、子どもたちもうれしそうにしています。

これからトライで働こうと思っている方へメッセージをお願いします。

教えた経験がない、もしくは経験が少なくて躊躇しているのなら、「あなたの今までの人生すべてが職歴になるから大丈夫ですよ」と言いたいですね。私の場合、看病や結婚、子育ての経験全部が今の仕事に生きていると言えます。もちろん、会社員の方もそう。それが、人に教えるという仕事の醍醐味です。生徒の成長を目の当たりにすることができるこの仕事はやりがいがあります。

SCHEDULE
スケジュール

05:00 起床
06:0006:30 授業準備 学習早朝はイヌも含めて皆が寝ているので貴重な学習時間です。
06:3008:30 食事弁当準備、清掃、洗濯物収納、後片付け、犬の散歩等運動部で疲れはてている長女を朝のドライブがてら車で送っていくこともあります。家事をしながら、この時間に事務連絡も。
08:30 身支度、準備
09:00 家を出る自転車で行くこともあります。
09:3017:00 高等学院授業のない時間は、生徒さんや先生方とおしゃべりをしたり、本を読んだり、受験校について調べたりしています。
18:00 帰宅 夕食づくり週末にまとめ買いができなかった場合は買い物をして帰ります。荷物が重くてちょっと大変です。
19:00 夕食 片付け 休憩テレビを見ながら子どもたちとおしゃべり。
21:00 授業準備 学習眠くなる前に一頑張り。
23:00 就寝

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