長崎県の中学受験情報

全体として基本に忠実な問題を出題する傾向にあります。
国語は、150字前後の文章から内容を理解し、それに伴って自身の考えが必要となります。そのため、普段から自分の考えを文字に起こしたり表現する練習が必要です。
算数では、特に平面図形や空間図形といった空間把握能力を試す問題が出ているので、図形の性質や展開図、立体図に慣れる必要があります。
理科・社会では水や電気、エネルギーなどを日常生活と結び付けて出題されます。そのため、普段の生活から科学、物理現象に興味を持ち理解を深めていく必要があります。

青雲中の算数は大問5問前後の構成です。大問1の小問集合で配点の4割近くを占めているため、ここで失点しない対策が必須です。計算問題についても、小数や分数の複雑な計算問題が出題されるので、ケアレスミスに注意する必要です。図形・速さと比・場合と数は頻出です。
国語は、大問3題構成で、説明文・論説文から2題、物語文・小説から1題が出題されます。限られた時間内で長文を3題読むことになるので、普段から時間配分には気を付けておきましょう。記述問題も数問出題されているので、文章要約の練習は日頃から重ねておきましょう。

1次試験、2次試験、３次試験で問題の出題方式が異なり、それによって対策も異なります。
1次試験では、「総合問題」での出題となり、県立中での適性試験のような教科の枠を超えた問題の対策が必要となります。注力すべき点は、語彙力を高めておくことです。熟語や慣用句の意味を説明するような記述式の問題も多く、豊富な知識が要求される問題が多い傾向にあります。
2次試験では、「4教科受験」で各科目の対策が必要となります。出題範囲は広範囲で、様々な単元を広く深く網羅する必要があります。特に作文は県内でも難易度が高いので、普段から自分の意見をまとめたり筆者の言いたいことを要約するような練習が必要です。
３次試験では、「２教科受験」となり、点数の差がつきにくくなります。細かなミスがないように対策が必要です。