宮城県の中学受験情報

例年、出願倍率が非常に高い傾向にあります。
最近は低下傾向にありますが、依然4～5倍程度の倍率を保っています。(2022年度は4.22倍)

試験は「総合問題」「作文」「面接」で構成されます。
総合問題では教科をまたぐ出題(算数と社会、理科と算数など)もあり、教科ごとの学習だけでなく、総合的な視点での対策が必要です。
時事問題も多く、流行やニュースにアンテナを張っておくのが望ましいと言えます。
また、どの問題も長文の文章題なので、読解力(速読・精読)は不可欠になります。
合格のために、要点をまとめて簡潔に答える力と語彙力を身につけましょう。

試験は「適性検査」「適性検査Ⅱ」「作文」に加え、「集団面接」も課されます。
適性検査はいわゆる総合問題で、単なる知識の有無に止まらず論理的思考を試すような出題が多く見受けられます。
文章題や図形・グラフを読み解く問題にも慣れる必要があります。
昨年度からは英語のリスニングも追加されたため、対策を行った方が良いでしょう。
作文は与えられた課題に対し、意見をまとめ表現する力が問われます。
集団面接は志願理由書に基づいて行われるため、想定問答を用意し受け答えの練習をしておきましょう。

昨年度から共学化された学校です。東北学院大学に内部進学できるということで、人気は非常に高く、志願者数は約140名増加をしています。男女の比率は男子3：女子1ほど。

前期試験は【2教科型】国語（50分）・算数（50分）・英語リスニング（10分）・個人面接と、【総合問題型】総合問題（60分）・作文（40分）・英語リスニング（10分）・集団面接の選択制。
後期入試は総合問題（60分）・作文（40分）・英語リスニング（10分）・個人面接が課されます。

前期・後期ともに学力試験の難易度は比較的低いですが、応用問題の出題も多いため学校の勉強だけでは太刀打ちができません。
教科書に出てくる基礎知識をしっかりと固めつつ、直前期には過去問対策が必須です。

男女共学の学校であり、募集人数は合計80名。
来年度から、部活動を中心に取り組むことが可能な『スポーツ＆カルチャーコース』が新設されます。
特別進学コースの試験科目は国語・算数（各50分）・少人数面接（英語による口頭試問を含む）、
スポーツ＆カルチャーコースの試験科目は作文（50分）・個人面談（エントリーシートを参考にした面談）となっています。
問題自体は教科書内容をしっかりと取り組めば解くことができる問題が大半です。