三重県の高校の偏差値一覧・受験情報

大問数は4題で、リスニング1題、対話文1題、長くて10語程度の英作文1題、長文1題です。
リスニングは、絵や表を用いたもの、対話に対する質問の答えを選ぶもの、日本語の要約文や表を完成させるもの、書き取り問題などです。配点は18点で全体の36％と高い割合を占めています。英作文は、2つのテーマが与えられて、状況に合った英文を自分で考えて、それぞれ3文ずつ書くことが課されます。全体として、読む・聞く・書くというバランスのとれた英語力が試される出題構成です。語彙はもちろん、重要な構文やよく見るフレーズは必ず使えるようにしておきましょう。

大問数は5題です。設問数はそれほど多くはありませんが、基本問題と応用問題が混在していて証明問題も含まれるので、時間配分に注意が必要です。他教科に比べて平均点が低いのが、三重県の公立高入試の数学の特徴です。
方程式の文章題、2乗に比例する関数のグラフの問題、円に関する問題、立体の中にできる線分の長さや体積や表面積を求める問題、規則性の問題がよく出題されています。また、証明など記述を要求する問題、作図問題など、解答作成能力が問われる問題も例年出題されています。大問１は基本的な問題を中心とした小問集合なので、素早く正確に解けるように訓練を行いましょう。また大問１では正負の数の計算問題や方程式の文章問題は、必ず出題されます。

漢字は、読みと書きが各4問ずつ出題されます。論説文と小説文では、文法問題と内容理解、接続詞に関する問題が頻出です。どちらも読み取りやすい文章が多いですが、それぞれ記述問題が出ますので、「書くこと」に慣れる必要があります。古文は現代仮名遣いなど、基本の文法事項を正しく理解していることが前提になります。今年度は古文に加えて漢文も出題されたため、漢文の基本も押さえるようにしましょう。また、160～200字の資料読解を伴う条件作文が出題されます。当日焦らないよう、普段から練習をして時間配分にも気を付けておきましょう。

大問数は8題で、グラフや図を描く問題や、実験から考察する問題が多く出されます。また論述問題の割合が増えてきていますが基本的な内容が多いので、自分で実験や観察を説明できるようにしていれば十分対応できます。作図問題、計算問題、実験・観察の方法や注意事項に関する問題はよく出題されます。観察・実験を通して科学的な思考力をつけることが重視されているため、普段の勉強でも単純な暗記勉強にならないように、公式や理由とセットで押さえておきましょう。

地理歴史の配分が多く、大問は全部で5題で日本地理1題、世界地理1題、歴史2題、公民1題が基本の構成です。全体を通して、図表・グラフ・地図・写真などの資料を使ったものが多く、読み取った情報と自分の知識を組み合わせて考えさせる問題も見られます。また、記述式で答える問題も多いため、語句の暗記だけでなくポイントをまとめる力も演習で鍛えましょう。全体的に問題のレベルとしては標準的ですが、記述式の対策には注意しましょう。