兵庫県の高校の偏差値一覧・受験情報

2020年の教育改革の影響もあり、新傾向の問題が出題されています。
これまでの公立高校 入試問題の延長線上の対策ではなく、全科目で入試に向けた個別の対策の必要度が増してきています。
須磨学園高の入試はAO入試（専願の場合）と一般入試（併願の場合）があり、第３志望まで類を志望することができます。

Ⅰ類：（国公立・難関私立大学）　
Ⅱ類：（難関国公立大学）
Ⅲ類：英数（文系・理系 最難関国公立大学）
Ⅲ類：理数（医歯薬理系 最難関国公立大学）

科目は英数国100点ずつの300点満点で、英語では10分間のリスニングを含みます。
第1志望の類の合格最低点に達しなかった場合、第2志望・第3志望の類への回し合格があります。希望コースによって必要な点数も変わってくるので、希望コースに合わせた対策をしていきましょう。また、AO、Ⅰ類志望の場合はグループ面接が実施されます。

2019年より以下の3コース体制になりました。
・アカデミアコース
・カルティベーションＳコース
・カルティベーションコース

令和4年度では、募集人数が266名から379名と増加しています。
入試科目は、アカデミアコースのみ５科目（英・数・国・理・社）または３科目（英・数・国）の選択ができ、5教科または3教科の平均点で合否判定を行います。他のコースは英・数・国３科目での受験となります。
回し合格に関しては、アカデミアコースからカルティベーションSコース、またカルティベーションSコースからカルティベーションコースであれば可能となっています。
アカデミアコースの合格最低得点率は、昨年度は専願併願ともに62％で、倍率が1.57倍となっており、確実に得点を取ることができる学力が求められています。しかし、専願の場合では、面接は必要なものの、併願より合格ラインが低く、内申点も併願の場合よりも低いボーダーで判断されますので、受験方法も考えながら戦略的に判断することも一つの手かもしれません。

私立とは異なりますが、公立高校受験対策では対応できないのが高等専門学校です。神戸市立工業高専の入試は推薦選抜と学力選抜の2回あります。
一般入試合格者の中でも「推薦入試も受験した」という人が多く、推薦と併せて2回挑戦する方が多いです。公立高校と同じく内申点が重要で、全体での評定が少なくとも4以上、できれば数学・技術家庭の評定は5である方が望ましいです。

一般入試においても、内申点の比率は675点中225点と3割を占めます。学力検査は英・数・国・理の4科目。明石高専と異なり、社会が課されません。配点は数学150点，他の3科目が100点となっており、数学の重要性が高いです。数学・理科の難易度は高く、例年マーク式の問題での出題のため、形式に慣れることも重要となります。