福岡県の高校の偏差値一覧・受験情報

リスニングの配点は20点で、これは全体の33%に当たります。
リスニングテストと、筆記テストは大問１が対話文の補充、大問２が会話文、大問３が長文、大問４が英作文の問題でした。
日常や社会的な話題を理解し、伝えることができる力を多面的にみる問題、実際のコミュニケーションを想定した問題が出されました。大問１のリスニングでは中学校履修難度以上の単語が含まれ、またリスニングと地図の読み取りを同時に行う必要がある難易度が高い問題が出ました。
英単語や英文法の基礎を早期に固めた上で、英語長文の読解や英作文、リスニングなどの対策を行う必要があります。

小問集合の配点は18点で、これは全体の30%に当たります。
大問１は小問集合、大問２は確率、大問３は数の規則と式、大問４は一次関数、大問５は平面図形、大問６は空間図形でした。
思考や判断、表現力などを多面的にみる問題が出題されました。特に図形は複数学年の単元を融合させた難度の高い出題され、大問６の相似や三平方の定理を用いた問題は解けなかった受験生も多かったと思われます。
まずは小問集合で確実に得点を取れるように、基本問題を早めに固めていき、徐々に応用問題にも取り掛かるようにしましょう。

大きく難化した一昨年よりも記述問題が大幅に減少したため難度が低下しました。
漢字の配点は3点で、これは全体の5%に当たります。
大問１は論説文、大問２は小説文、大問３は古文、大問４は作文の問題でした。
言語に関する知識を問う問題から、文章の内容を捉えて表現する問題までバランスよく出題されました。大問4の作文では、昨今の読書離れの課題について、資料から読み取って自分が考える読書量を増やす取り組み案を答える問題は、日頃から日常生活の課題について考えているかがポイントでした。
漢字や文法、古典の基礎知識などを固めて着実に得点を重ねつつ、読解問題や作文などの演習にも取り組むことが必要です。

大問１は生物の進化、大問２は光合成の実験、大問３は酸化・還元の実験、大問４は中和の実験、大問５は地層と堆積岩、大問６は星の動き、大問７はばねののびと力、大問８は電気回路でした。
日常生活と関連付けて考える問題や、会話の流れを読み取り考察する問題が出されました。大問２では光合成の実験、大問３では試験管を用いた実験、大問4では水溶液を用いた実験の考察に関する記述問題が問われ、一方で大問７・８ではばねや電熱線に関する計算問題が問われました。
まずは基本知識を押さえ、用語や実験に関する理解を深めつつ、計算問題や記述問題を解けるように練習していくことが大切です。

大問１は明治時代までの歴史、大問２は大正時代以降の歴史、大問３は世界の地理、大問４は日本の地理、大問５は公民、大問６も公民でした。
社会的な見方や考え方を働かせて、課題解決に向けた力を試す問題が出されました。大問３・４の地理分野では、複数の資料やグラフを読み取って解く問題が出題され制限時間内にスピーディーに解く力が求められました。また、SDGsに関連して水産資源の現状を資料から考察する記述問題は、持続可能な社会の形成のため自分が消費者としての日頃からどのように行動しているかが重要でした。
記述問題の配点が高く、単なる知識の暗記だけでは得点が難しいため、日頃からなぜそうなるかを意識して問題に取り組む必要があります。